地質研究所(ベトナム科学技術研究所所属)はこのほど、ベトナムで売られている中国製のさまざまな電熱湯沸かし器で沸かした湯を検査した結果、安全基準値の3倍に相当するヒ素が検出されたと明らかにした。これらの湯沸かし器には「高品質製品」とうたって販売されているものも含まれている。
また、韓国製のある製品で沸かした湯からは、安全基準値を大幅に超える二酸化窒素(NO2)が検出された。同研究所のニュン博士によると、加熱することによって粗悪な金属の表面から有害物質が水に溶け出すという。
この問題は、ある消費者からの要望に基づいて同研究所が検査を試みた際に偶然発覚したもので、まだ正式な研究はされていない。今後、大規模な検査を行って消費者に正確な情報を提供する方針という。