ホーチミン市警察の偽造品取締班は12日、同市8区にある香水工場の立ち入り検査を行なった。取締班は、工場で数十人の工員がシャネルやランコムなどの海外有名ブランドの香水を偽造している現場を押さえた。工場では数万本に及ぶ香水のびん、原料、生産用器具などが見つかった。
この工場の所有者であるクック容疑者は、以前にも偽ブランド香水を納品のため運搬中に捕まっており、今回もダンボール34箱分の香水が5区にあるクックの小売店舗で没収された。調べによると、工場での偽造香水生産は2006年9月から始められており、主にホーチミン市やカンボジアで販売されていたという。