最近、悲惨な交通死亡事故の現場を撮影したVCD(ビデオCD)が出回って、物議を醸している。この交通事故は2006年10月13日に南中部地方カインホア省で発生したもので、災害救助のため中部に向かっていたホーチミン市フーニュアン区の幹部職員13人が死傷した。この事故の発生直後の鮮明な映像が約30分記録されたVCDが、一枚8000ドン(約60円)でホーチミン市内の至る所で売られており、人の不幸を食い物にする卑劣な行為だとして非難の声が上がっている。
本紙はこの問題に関して、公安省警察総局のタオ副局長にVCDを提出した。これを受けて、同副局長は直ちにホーチミン市警察など関係各機関にVCDの回収を命じた。また、この映像の流出元を見つけ出すことが肝要だとして、本格的な捜査活動に乗り出すことを明らかにした。