中央気象予報台によると、ハノイの10月の平均気温は平年より2.8度高い27.4度と過去80年間で最高を記録した。これはこの2カ月間、上空の寒気の活動が弱まっているためで、他の地域でも11月は観測史上最高の平均気温となりそうだ。向こう数カ月間も、南中部及び南部で平年より気温の高い日が続くと予想される。
高温に加え、5月から10月にかけて全国各地の降水量も例年より少なくなっている。10月初めから今月20日までの北部及び北中部における降水量は、例年より50~80%、他の地域でも30~60%減少している。特に北部ハイフォン市フーリエンでは10月の降水量が過去50年間で最も少ない0.3mmを記録した。