ベトナム航空のパイロットが先日、シンガポールに入国したところを逮捕された。このパイロットは、今年初めにシンガポールのホテルの女性従業員に性的嫌がらせをした疑いで地元警察にパスポートを押収され、事件解決までシンガポールに留まるよう命じられたが、隠し持っていたもう一つのパスポートでベトナムへ逃走していた。
ベトナム航空広報は10日夜、このような情報は届いていないと発表、交通運輸省のグエン・ティエン・サム次官もまた、この件についてはまだ報告を受けていないと述べている。
このところベトナム航空のパイロットによる不祥事が相次いで明らかになっている。今年4月、国際線旅客機の飛行中にパイロット2人が居眠りしていた疑いが浮上、また今月初めには多額の現金を不法に持ち込もうとしたパイロットがオーストラリアで逮捕されている(関連ニュース参照)。