ホーチミン市タンビン区公安は3月27日、韓国人向けお見合いパーティーの現場を摘発し、お見合いのコーディネート役で韓国人夫(61歳)を持つベトナム人の女(24歳)を逮捕、現在取り調べ中だ。現場には3人の韓国人と120人ものベトナム人女性が参加していた。このほか、結婚斡旋のブローカーである別のベトナム人の女は現在逃亡中。
調べによると、お見合いに参加していた女性らは全員メコンデルタ地方出身者で、ホーチミン郊外の民家に集められ、韓国人妻としてふさわしい「立ち振る舞い」などの訓練を受けさせられていた。そして本番のお見合いパーティーでは男性の前でモデルさながらのポーズを取らされ、男性に外見を気に入られてから初めて話すことを許されていた。カップルが誕生すると斡旋側は報酬として、ブローカーが3000米ドル(34万円)、逮捕されたコーディネート役の夫婦が2000米ドル(23万円)を受け取ることになっていた。
この2週間の間にホーチミン市内だけで、公安当局に摘発された韓国人がらみの結婚斡旋事件は4件にも上っている。