ハノイ市内の予備校業界では、2年ほど前から受験生獲得戦がヒートアップしており、各校は多彩なキャンペーンを繰り広げている。
ある予備校では、主催する模試の受験料を1科目1万2000ドン(90円)という破格値に設定、3科目以上受験した受験生には景品をプレゼントし、さらに3科目で27点以上取った受験生には、10万ドン(750円)を賞金として贈るキャンペーンを実施した。このキャンペーンにより、模試の参加人数は、2000名にも達したという。
しかし肝心な模試の質はというと、予備校により千差万別であり、大々的にキャンペーンを展開している予備校の多くは利益優先で、採点官に学生アルバイトを使用したりと、質の低い模試しか実施していないという。