ハータイ省ホアイドック村にある携帯電話通信会社ベトテル(Viettel)の基地局(BTS)付近では、このところ頭痛や眩暈、動悸、不眠、吐き気や食欲不振など、体調の異変を訴える住民が続出している。
この基地局は2005年12月に建設されたが、建設以前にはこのような症状が見られなかったため、電磁波が人体に悪影響を及ぼしている可能性が極めて高いとみられている。特に症状が深刻なのは、局からわずか数メートルの距離に立地する高校の生徒たち。校長によると、中には授業中に気絶したり、倒れたりする生徒もいるという。
現在、ベトテル側は一時的に基地局の使用を中止しているが、住民の体調異変が本当に電波によるものなのかについては現在調査中だ。