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南中部高原地方ザライ省チューセー郡のスーパー「ビーイエン」で、マンガ本を万引きした女子中学生の手を縛り、「私は万引き犯です」と書かれた紙を胸に貼り付けてさらし者にする出来事があり、やり過ぎだとの声が上がっている。
チューセー郡内の中学2年生リエンさん(仮名)は10日午後1時頃、友人1人とスーパーに買い物に行った際、マンガ本2冊、計2万ドン(約98円)相当を万引きして店を出ようとしたところを店員に発見された。リエンさんは名前や学校名を聞かれても何も答えなかった。
店員らはリエンさんの両手を手すりにガムテープで縛り付けた上、大きな文字で「私は万引き犯です」と書かれた紙を胸に貼り付けた。店内には多くの買い物客がいて、少女を解放するよう求める声も上がったが無視された。結局親戚の男性に連絡し、男性に罰金として20万ドン(約976円)を支払ってもらい帰宅を許された。
しかしその後、縛られた姿のリエンさんの写真が男性店員の個人フェイスブックに掲載され、騒ぎが大きくなった。スーパーのオーナーは当時不在だったが、事件について「非常に残念で、少女のために心を痛めている」とコメントしている。リエンさんはこの事件でショックを受け、人との接触を避け引きこもるようになったという。