(C) NLD, ズオン・ティ・タイン・ニャン被告 写真の拡大 |
東南部ドンナイ省人民裁判所は12日、6億円以上を横領した三洋電機ベトナム子会社の元社員、西村勢津夫被告の愛人だったズオン・ティ・タイン・ニャン被告(31歳)に対し、禁固12年の判決を下した。ニャン被告は西村被告が横領した金を私的に利用した罪に問われていた。13日付グオイラオドン紙(電子版)が報じた。
ニャン被告は2005年、ホーチミン市1区のカラオケ店で働いていたとき、西村被告と知り合い、愛人となった。その後、レストランの開業資金が欲しいと言って、西村被告に横領をそそのかした。西村被告は2008年7月から2009年4月にかけて、計53万ドル(約5200万円)と1325億ドン(約6億2000万円)を勤め先の金庫や銀行口座から横領した。
ニャン被告は西村被告が横領した金から304億ドン(約1億4200万円)を受け取り、その後、124億ドン(約5800万円)は西村被告に返却したものの、残る180億ドン(約8400万円)をギャンブルや海外旅行などで私的に利用した。
なお、西村被告は今年4月、ホーチミン市人民最高裁判所により終身刑の判決が言い渡されている。