5月31日午前1時15分ごろ、ハノイ市カウザイ区チャンクン通りのE病院前の路上で若者2グループが乱闘騒ぎを起こし、ハノイオープン大学に通うディン・チョン・チュンさん(21歳・男性)が全身を刺されて死亡するという事件が起きた。
この事件は、数時間前の30日夜にチュンさんらのグループとカラオケに行っていたマイ・ティ・カム・ニュンさん(19歳・女性)が、恋人のグエン・ディン・ホアに友達の家にいるとうそをついたのが発覚して激しい暴行を受けたことを発端としている。
ことの経緯を知ったチュンさんは、ホアに電話をかけてののしると自分がニュンさんの新しい恋人になると宣言し、2人はE病院の前で待ち合わせて決着を付けることになった。 ホアは仲間3人に声をかけて加勢を依頼、チュンさん率いる10人の男たちと乱闘状態になった。激しくもみ合う中でホアらはあらかじめ用意していた刃物でチュンさんを刺殺し、車で逃走した。ホアと仲間の男1人は31日正午までに自首したが、ほかの2人は逃走を続けている。