北部ハイフォン市レーチャン区のカットダイ通りとカットクット通りの交差点で茶店を営むホアン・ティ・リーさん(29歳)という女性がわずかな勘定の金額をめぐって客とトラブルになり、殺害されるという痛ましい事件が起きた。
目撃者の証言によると、2台のバイクで現れた4人連れの若者がリーさんの茶店の隣のフォー屋で酒盛りを始め、リーさんの茶店から茶とタバコを頼んだという。その後、勘定時にリーさんが全部で5万ドン(約270円)を請求したところ、4万ドン(約215円)だと主張する男らと激しい口論になった。
興奮した男たちは暴力に訴え始め、4人組のうちの1人がリーさんの顔を平手打ちし、さらに別の1人が銃を抜きリーさんの胸を撃った。リーさんは、近くの病院に緊急搬送されたが銃弾が心臓を貫通していたため亡くなった。
4人組は現場から逃走していたが、銃を撃ったトゥアン・アインという男以外は同日夜までにハイフォン市警察に自首した。
リーさんは毎晩午後7時から深夜2時頃まで茶店を開けて、夫と夫の母親、そして8歳の娘の生活を支えていたという。