公安省安全保障総局テロ対策局20日、在ホーチミン市クウェート総領事館に複数回にわたりいたずら電話をかけたホーチミン市経済短期大学の学生グエン・レ・クオック・カイン(20歳・男)を一時拘束し取り調べを行った。
ホーチミン市外務局は昨年末、クウェート総領事館から4回にわたっていたずら電話を受けたとの文書を受け取った。それによると、総領事館の事務所や総領事本人のもとに複数の携帯電話番号からいたずら電話がかかり、職員がこれらの番号にかけ直すと、いずれも同じ人物が出て暴言を繰り返したという。
テロ対策局が捜査した結果、カインが家族の携帯電話など複数の端末を使用して、異なる番号から総領事館へ電話をかけていたことが判明した。カインは、同総領事館以外の複数の番号にも同様の電話をかけたがいずれも面白半分だったと供述している。カインが自身の行為を認め反省の態度を示していることから、公安省はカインを行政処分にとどめることを決め、罰金500万ドン(約2万7000円)を科した。