3日正午ごろ、ハノイ建築大学の学生寮の自室で北部バクニン省出身の同大学4年の男子学生ゴ・バン・ティンさん(23歳)が死んでいるのが発見された。ティンさんは、2段ベッドの上段に仰向けになった状態で発見され、首にはパソコンのマウスケーブルが二重に巻き付けられていた。また、左耳からは大量の出血があり、口には手袋が押し込まれていた。
ティンさんを昼食に誘おうと部屋を訪れて第一発見者になったルームメートによると、当時室内が荒らされた形跡はなかったという。また他のルームメートらは、ティンさんがこの1週間ほどふさぎ込んだ様子で誰とも話をしておらず、事件前日の夜には借りていた物を友人に返して回っていたと話している。