14日正午ごろ、ハノイ市キムマー通りのパソコンショップ「フューチャーワールド」で外国人による万引き事件が起きた。同店の店員フオンさん(26歳)とキム・フオンさん(27歳)の証言によると、昼休み直前に韓国人と思われる男の2人連れがやって来たという。
この2人はいずれも身長170センチ程度で、1人は片言のベトナム語を話し、1人は何も話さずに商品を見ていたが、入店から約10分経ったころ、ベトナム語を話す方の男が20米ドル(約1800円)のマウスを選んで100米ドル(約9200円)紙幣で支払いをしようとした。キム・フオンさんが偽札と疑って釣り銭のないことを理由に販売を断ると、何も買わずにもう1人の男とともに店から出て行った。
ところがこの2人連れが立ち去ってから5分ほどして、約500万ドン(約2万6000円)で売られていた商品の携帯電話がなくなっていることが分かり、店員らが防犯カメラをチェックしたところ、100米ドル紙幣を渡した男が携帯電話を盗む様子が映っていた。この事件について同店の店主は、2人連れが店の駐車場ではなく離れた場所にバイクを止めていたことから、はじめから偽札を使うつもりだったのではないかと話している。