ホーチミン市人民裁判所は9月29日、身代金目的で誘拐した小学生を殺害したファム・コン・トー被告(24歳・男)に死刑判決を言い渡した。
トー被告は2007年7月、ホーチミン市トゥードク区で農産物販売店を経営するタイさんに雇われたが、この店で働く間に遊ぶ金が欲しくなりタイさんの親せきであるティン君(9歳)を誘拐しようと考えるようになった。
同年12月22日、トー被告は学校から帰ってきたティン君に小銭を与えておびき出すと、バイクで東南部ビンズオン省に連れて行きティン君を安宿に監禁しようとした。しかし空き部屋が見つからず、ティン君が家に帰りたいと騒ぎ出したため、ひと気のない場所でティン君の首をひもで絞めて殺害し、遺体を袋に入れて運河に投げ捨ててホーチミン市へ舞い戻った。
その後、トー被告はティン君の家族に電話をかけ、自分の銀行口座に5000万ドン(約32万円)を送金すればトィン君を解放すると脅迫した。ティン君の家族から通報を受けたホーチミン市警察は今年1月4日、北部ナムディン省で現金を引き出しているトー被告を逮捕した。
(お断り:2008年1月15日付け掲載ニュースと一部詳細が異なりますが、いずれも原文に沿って訳したものです)