ハノイ市警察はこのほど、身体障害者や少女に物ごいをさせていたとしてドー・トゥイ・ハン(35歳)とチャン・ティ・フオン(25歳)の2人の女を逮捕した。この2人は、全盲で歩行も困難なトーさん(59歳・男性)とティンさん(83歳・女性)の2人の身体障害者と、フオンさん(15歳)とレさん(13歳)の少女2人の計4人を、北中部タインホア省クアンスオン郡からハノイに連れて来て物ごいさせていた。
トーさんら4人は毎朝ハンとフオンにバイクで人通りの多い場所まで連れて行かれ、午後8時に迎えに来るまで一日中物ごいするよう命じられていた。フオンの供述によると、高齢のティンさんが稼ぐお金は1カ月当たり650万ドン(約4万円)にも上っていたという。しかし、フオンがティンさんの家族に渡していたのは、このうち100万ドン(約6000円)ほどだった。また、残りの3人は毎日約10万ドン(約600円)を稼いでいたという。