メコンデルタ地方ロンアン省トゥートゥア郡人民裁判所は4月24日、党郡委員会副委員長兼同郡人民評議会議長ブイ・ドク・ソー氏の息子であるブイ・ドク・ハウ被告(19歳)に対し、公務執行妨害罪で9カ月の懲役を命じる判決を言いわたした。
ハウ被告は今年1月18日朝に友人3人と酒2.5リットルを飲んだ後、午前10時半ごろバイクで帰宅途中、交通警察の取り締まりを受けそうになったため、猛スピードで振り切って帰宅した。その後、着替えをしてからバイクでホーチミン市に向け走っていたところ、再び交通警察に出くわし逃げようとしたが追跡され停止させられた。警察官は免許証の提示を求めたがハウ被告が所持していなかったため書類を取り出そうとしたところ、ハウ被告に手で胸を突かれたという。
ハウ被告は他の警察官を蹴ったり無線機を壊したりなど乱暴を振るったばかりか、「おれのおやじがブイ・ドク・ソーだって分かってるのか」と父親が地元の有力者であることをひけらかす反抗的な言動を取っていた。