ホーチミン市警察は12月27日、17歳の少女ボ・ティ・フオン・ゴックをタクシー運転手殺害容疑で緊急逮捕した。この事件は12月19日未明、同市3区の路地でビナサンタクシーの運転手グエン・バン・リューさん(33歳)の刺殺体が発見されたもの。警察はリューさん殺害の実行犯が強盗の前科を持つゴックと断定して行方を追っていた。
ゴックは取り調べに対し、遊ぶ金欲しさにいずれも17~18歳の少女ばかりの仲間4人で強盗計画を立て、19日深夜2時ごろリューさんの運転するタクシーに乗り人けの少ない路地に誘い込んだと供述している。ゴックは刃物でリューさんを脅し現金を奪おうとしたが、抵抗されたためリューさんのわき腹を刺した。リューさんは自力で車の外に出て助けを呼んだが、間もなく力尽きてその場で死亡した。ゴックらは何も取らずに現場から逃走していた。警察は現在、残りの3人の行方を全力で追っている。
<続報>その後、逃走していた3人も1月1日までにすべて逮捕された。