ハノイ市のザンボー、タインコン、ビンホーの各地区にある集合住宅では今年6月から7月にかけて、室内に置いてあった金品が盗難に遭う事件が連続して9件発生していたが、同市ドンダー区警察はこのほど、ブー・マイン・クオン(20歳・男)を窃盗容疑で逮捕した。
調べによると、クオン容疑者は、暑さに耐えかねた住人らが窓や扉を鉄格子だけにして開け放って寝ている深夜の時間帯に、ハンガーや物干しざおを使って自作した棒で室内のかぎや財布を手繰り寄せて犯行に及んでいた。テーブルに置かれていたかぎ束をこの方法で入手し、玄関を開けて総額5000万ドン(約36万円)相当の金品を奪ったケースもあった。また、たばこの箱を両面テープで取り付けた棒を使って携帯電話などの小さな物をすくい取っていたことも分かっている。