9月21日、東南部ドンナイ省スアンロック郡スアンタム村で、何の罪もない女性が複数の女から激しい暴行を受ける事件が起きた。被害者は同村に住むレ・ティ・フオンさん(30歳)で、事件のショックから心身ともに衰弱状態にあったが家族の付き添いのもと本紙の取材に応じてくれた。
フオンさんによると、21日夕方子ども2人を学校に迎えに行った帰り道で、近所に住むトン・ティ・ホン・ホアという女が「あんたの子どもはうちの亭主の子どもだろ!」と怒鳴りながら近付いてくるのに出くわしたという。ホアとその仲間の3人の女は驚いているフオンさんを押さえつけて服を脱がし、寄ってたかって殴る蹴るの暴行を加え、はさみで衣服や髪の毛を切断した。さらに4人はホアさんの全身に塗料を塗りつけ、下半身には粉末の唐辛子を浴びせかけた。本紙の調べによると、ホアはフオンさんの9歳になる息子の父親は自分の夫だと信じ込んで逆恨みした結果、今回の犯行に及んだようだ。
この事件に関しては、フオンさんからの被害届の提出に時間がかかったため、10月6日になってようやく郡警察が動き出したが、地元住民らはホアらの行為に対して憤りを露わにしている。