ホーチミン市3区、カオタン通りにあるアジア(A Chau)美容外科医院で、患者が希望しない脂肪除去手術を行ったうえ、外部に知れるのを恐れその患者を術後数日間に渡り病院に閉じ込め、監禁状態にしていたことが分かった。
被害にあったズオンさんは、先月26日、グエン・スアン・アイ医師が経営する同医院を訪れ、腹部の皮膚を伸ばしてたるみを取るという施術を2100万ドン(約15万円)で行うことにした。しかし施術が始まると、アイ医師はなぜか契約にない脂肪除去手術を開始、さらに下腹部まで切開した。局部麻酔をされただけだったズオンさんは、自分の腹部から大量に出血しているのを見て泣き出し、パニック状態に陥った。そして術後病室に移されたズオンさんは、外に出ることも、家族や知人と連絡を取ることも許されなかったという。
1週間後の今月3日、隙を見て知人に連絡を取ったズオンさんは、その後駆けつけた公安と保健局職員らによって無事「救出」され、そのまま別の病院に搬送された。調べによると同医院は、首から上の部分の手術しか許可されていなかった。ズオンさんは、アイ医師と病院を数日中にも訴える構えだ。