カインホア省ニンホア県公安はこのほど、昨年10月に同県内で発生した墓荒らし及び遺骨売買に関与したとして、10人の身柄を拘束した。
調べによると彼らは、過去5年間に渡って他人の墓を掘り起こし、盗み出した遺骨(頭蓋骨)に、偽造したドッグタグ(認識票)を付け、「米兵の遺骨」と称し、アメリカへ移住を希望するベトナム人に一体あたり500万~1500万ドン(約3万6000円~11万円)で売りさばいていた。
この「米兵の遺骨」を購入すれば親米と見なされアメリカへの移住手続きがスムーズに行くなどと騙し、さらに5000万~7000万ドン(約36万円~51万円)を手数料と称して騙しとっていた。
押収された175組の遺骨を鑑識した結果、全ての遺骨はアジア人のものであった。