「電力使用量のわりにメーターの回転が早い」とクレームが寄せられた不良品電力メーターに対し、現在、ホーチミン市電力公社は電力メーターの交換を行っている。しかしながら、交換に使用する同公社品質認定証付き電力メーター「EMIC」も、同じく異常な速さでメーターが回る代物で、住民の間からは公社自体への信頼度を疑問視する声があがっている。
住民の一人が実際に海外ブランドのメーターと回転数を比較してみたところ、EMICのメーターは海外ブランドに比べ1.5倍の電力を「消費」していた。住民は数回に渡り、同公社に苦情を申し出たが、納得できる対応をしてもらえなかったという。
現在、電力メーター設置は電力公社任せだが、公社自体へ信頼が揺らいでいる以上、消費者保護センターを中心に独立した審査機関を設け、第3者の立場からメーターの品質監査を行い、認定証を発行すべきであるとの声が上がっている。