グエン・タン・ズン首相は9日、ベトナム首相としては初めて、オンラインチャットを利用した国民との対話を行った。
各紙の報道によると、ズン首相への質問を事前に受け付けたところ、数日間で約2万件が寄せられた。取り上げられた質問の中には、現職の大臣らの資質について首相の考えを問うものや、バチカン市国との外交関係に関するものもあり、これらの質問に対し、首相が直接自らの考えを述べた。
市民の間では、多くの人々の関心を集めた今回の試みを評価する声とともに、事前に選ばれた質問のみが扱われていることや、首相が一方的に答える形式では「対話」にならない、といった声も聞かれた。