ハノイ市中央小児病院のレ・タイン・ハイ副院長は5日、北部で手足口病が流行する時期(夏と秋)に入ったと注意を呼び掛けた。現在、同病院には手足口病に罹患(りかん)した患者数人が入院しているが、重い合併症を併発しているケースはまだないという。
中国ではこれまでに1万人を超える子どもが手足口病を引き起こすエンテロウイルス 71(EV71)に感染し、数十人が死亡している。ハイ副院長はこれについて、同型のウイルスはベトナム南部で広まる可能性が高いと指摘している。北部では主にコクサッキーウイルスが原因となる場合が多く、症状はEV71によるものと変わりないが、危険度は低いと話している。