南部食糧総公社(ビナフード2)は今年、自社のコメ輸出をさらに推進するため海外での投資を計画している。グエン・ト・チー副社長によると、まずフィリピンでの保税倉庫建設案件を優先的に進めるという。フィリピンはベトナムにとってコメの大規模な輸出市場で、ビナフード2も毎年コメの供給入札に参加している。
同社はまた、アフリカ諸国のうちタンザニア、ガーナ、南アフリカの3カ国での保税倉庫建設も予定。さらにミャンマー企業との合弁でミャンマー・ベトナム食糧株式会社の設立も計画中だ。
ベトナムは昨年600万トンのコメを輸出したが、このうち300万トンはビナフード2が輸出している。