メキシコ中部のグアナフアト州製靴産業会議所(CICEG)はこのほど、ベトナム製の靴がメキシコのみならず多くの国の製靴業者にとって脅威になっているとして、メキシコ政府に輸入を制限するよう求めた。昨年メキシコはベトナムから約2000万足を輸入しており、ベトナム製が輸入靴シェアの30%を占めた。かつてはシェア1位を誇った中国製は7%にまで数字を落としている。CICEGによると、1足当たりの平均価格はメキシコ製が22米ドル(約2400円)なのに対し、ベトナム製は8米ドル(約860円)と安いため、国産品は太刀打ちできないという。