ベトナムでは各銀行の現金自動預払機(ATM)の設置台数が少なく、人口100万人当たり46台の割合に留まっている。周辺諸国では、中国65台、マレーシア142台、タイ251台、韓国2230台などとなっている。
これらの数字は、日本の野村総合研究所がホーチミン市で21日に開催したリテールバンキングサービスに関するセミナーで発表したもの。同研究所によると、ベトナムでは銀行口座に預金する人の割合が現在約35%と、2001年当時の12%に比べ大幅に上昇しているという。そのほか利用している資産運用方法としては、保険の購入、各種金融商品への投資などがある。