(本記事は、2019年10月7日付け「VIETJO LIFE」で配信されたものです。)
みなさん、こんにちは。 ICONIC のHan(ハン)です。コラム 「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内」 では、ベトナムでの旅行やグルメ・文化・ショッピング・その他おもしろ情報を発信していきます。
今回はお読みいただく前に、1つ質問したいことがあります。
「みなさんはホーチミン市について、どんな印象を持っていますか?」
おそらく、「賑やか」「発展している」「交通渋滞がすごい」といった回答が出ると思いますが、一見騒がしい印象のホーチミン市にも、実は穏やかな暮らしが営まれている “小さな農村” が存在しています。メコンデルタのように視界には川や水田、畑が広がり、そこでは人々は自給自足の生活を楽しんでいるのです。
現在、そういった農村はホーチミン市の急速な発展とともに失われつつあります。今回私がそれらを紹介することをきっかけに、ぜひみなさんにも興味をもっていただければと思います。
ビンタイン区の孤島、タインダー
まずは、ホーチミン1区からほど近いビンタイン区にある タインダー(Thanh Da)地区 を紹介します。タインダーは周りをサイゴン川に囲まれており、中心地から切り離された孤島のようです。
引用: zing
タインダーへは、 ビンクオイ(Binh Quoi)通り という狭くて長い道を進むとたどり着けます。奥地には古い家々が並んでおり、壊れたような外観の住居、廃墟となった家屋、建設途中の建物もあります。これらはすべて、ホーチミン市計画投資局のインフラ整備のプロジェクトによって管理されています。
引用: REDSVN
住民は広い土地を活用して稲を植えたり、家畜を育てたり、池で魚を飼ったりとのどかに暮らしています。そうした景観の先に近代的なビルが見えると、全く違う2つの世界の間に立っているような、不思議な感覚になります。
引用: REDSVN
本文の続きはこちら → VIETJO LIFE「第2回 ホーチミンに残る”小さな農村”で見つけた豊かな暮らし」
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