[観光]
ベトナムの美しい雄大な滝トップ5
2016/04/02 06:06 JST更新
(C) kyluc |
ベトナム版ギネスブックとして知られるベトナム・ブック・オブ・レコード(Vietkings)はこのほど、2016年の「ベトナムの美しい雄大な滝トップ5」を発表した。
これらの滝は、自然の美しさと雄大さだけでなく、ロマンチックなベトナムの伝説にも関連している。同ランキングの詳細は以下の通り。
1位:バンゾック(Ban Gioc)滝(東北部地方カオバン省チュンカイン郡)
バンゾック滝は、カオバン省カオバン町から北に89kmのところに位置するアジアで最も大きく美しい滝だ。同省チュンカイン郡ダムトゥイ村と中国の広西チワン族自治区崇左市大新県の間に位置しており、中国側では「徳天瀑布」と呼ばれている。落差は約50m、幅約300mにわたりいくつもの滝が流れている。ベストシーズンは雨季で、中でも雨量の増す7月から8月にかけてが最も美しいという。
2位:ザーロン(Gia Long)・ドライサップ(Dray Sap)・チンヌー(Trinh Nu)滝群(南中部高原地方ダクノン省)
南中部高原地方の中で夢のように美しい滝群で、ザーロン滝(クロンノー郡)、ドライサップ滝(同)、チンヌー滝(クージュット郡)の3つの滝から成る。
ザーロン滝の落差は50mで、セレポック川(Song Serepok)に流れ落ちる。この滝の下にはティエン湖(Ho tam Tien)があり、周囲を山に囲まれて、幻想的な風景だ。阮(グエン)朝(1802~1945年)初代皇帝ザーロン(嘉隆)帝(在位1802~1820年)がここを訪れたことから、「ザーロン滝」の名が付いた。
ドライサップ滝は、少数民族のエデ(E De)族の言語で「煙の滝」を意味する。地元住民によると、この名は滝にまつわる伝説に由来する。昔むかし、ある美しい女性と恋人が滝のそばに座って語り合っていたとき、怪物が現れて女性を飲み込んでしまい、巨大な煙の柱になって消えてしまった。恋人は来る日も来る日もここで泣いていたが、いつしか大きな木になったという。
チンヌー滝の名は、悲しい恋愛の伝説に由来する。ある少女が恋愛に挫折し、幾多の悲しみと共に自殺してしまった。人々は、彼女の運命を思ってこの滝に「乙女」を意味する「チンヌー」と名付けた。同滝を訪れると、同地方の伝統的な家屋で夜を過ごすことができる。
3位:トゥイティエン(Thuy Tien)滝(南中部高原地方ダクラク省クロンナン郡)
トゥイティエン滝は、「3階建ての滝」とも呼ばれる。滝への道は、曲がりくねった峠道が続いており、コーヒーやゴムの農園が広がっている。緑の小さな谷やがあり、小川も流れて美しい風景となっている。
4位:プレン(Prenn)滝(南中部高原地方ラムドン省ダラット市)
ダラット市中心部から10km離れたプレン(Prenn)峠に位置する。橋を渡って滝を眺めるだけでなく、ケーブルカーに乗って観光することもできる。滝のふもとには小さな湖が広がり、とても美しい。観光客は、ここでキャンプを楽しむことも可能だ。
5位:カムリ―(Cam Ly)滝(南中部高原地方ラムドン省ダラット市)
カムリー滝は、ダラット市の中心部に位置しており、多くの観光客が集まる観光地となっている。この滝の名は、少数民族のクムリー(K’ Mly)という男性の名にちなんで付けられた。時が経つにつれて、他の民族の発音にしたがい「カムリー」と変化した。
[Kyluc, 22-02-2016, A]
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