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国際会計事務所グラント・ソントン・ベトナムはこのほど、ベトナムのホテル市場調査の結果を発表した。同社CEOのケン・アトキンソン氏は、世界同時不況の影響を受けてベトナムを訪れる外国人観光客数が減少しているため、3つ星以上のホテルの客室稼働率は今後も下がり続けるだろうとの見通しを明らかにした。この調査は全国の3つ星以上のホテルやリゾート50カ所(部屋数7911室)を対象に行ったもの。 それによると、5つ星ホテルの客室稼働率は2007年の65.7%から2008年には56.9%に減少、3つ星以上のホテルの客室稼働率(平均)も2008年の1年間に14.2%減少している。それに対し、4つ星以上のホテルの平均宿泊代は2007年の104米ドル(約1万円)から2008年には114米ドル(約1万1000円)へと上昇している。各ホテルは周辺諸国の同レベルのホテルに比べ宿泊代が高いことは承知しているが、値下げには消極的な姿勢をみせている。 しかし、グラント・ソントンは、客室稼働率の低下傾向が今後も続くため、各ホテルが値下げに踏み切らざるを得なくなるだろうと予測している。実際今年1~5月の外国人訪問客数は約160万人と前年同期に比べ19%も減少している。
[Saigon times online, 16/6/2009, 21:23 (GMT+7)]
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