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国内観光業界が2006年からこれまでに調査した結果によると、70%以上の外国人観光客がベトナムに今後来ることはない、と回答したという。ベトナムは2010年に外国人観光客600万人達成という目標を掲げているが、この状態が続けば計画に大きな影響がでることが予想される。 旅行先を選ぶ際には少なくとも3つの要素、すなわち、観光地、宿泊施設、娯楽施設がどれだけ充実しているかが重視される。ベトナムの観光業界は、いずれの要素も決定的に不足している。 観光地の開拓は少しずつ行われているが、名所や文化遺跡への投資はあまり行なわれていない。宿泊施設はベトナムには3~5つ星のホテルが8556カ所(部屋数17万551室)あるが、4~5つ星のホテルは94カ所(部屋数1万5967室)にとどまる。一方、先進国からの外国人観光客は1日当たり1万3000人に達しており、部屋数が不足しがちとなっている。 部屋数の不足はホテルの宿泊費を押し上げており、この2年間で30~50%上昇し、中には200%アップしたところもある。これに伴いベトナムへのツアー価格も大幅に上昇し、周辺諸国と比べ競争力が低下しているのが現状だ。
[2007年8月13日 Tuoi Tre紙 電子版]
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