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- 植物の繊維から手作業で作られる「ゾー」
- 軽くて丈夫、数百年の耐久性あり
- 紙づくりの伝統を復活、文化観光拠点に
ハノイ市タイホー区人民委員会は13日、かつてのブオイ地区(現在のタイホー区ブオイ街区)で、「ゾー(do)」と呼ばれる手漉き紙の伝統的な紙づくりを紹介する文化観光拠点の開業式を行った。
ブオイ地区のゾー紙は、植物の繊維から手作業によって作られるため、軽くて丈夫で数百年の耐久性があり、化学物質の影響を受けないとされる。そのため、ゾー紙は経典や民俗絵画の印刷に使用され、かつての封建王朝が「柵封(君主が臣下に爵位などを与えること)」を書くためにも使用されていた。
1990年代までブオイ地区のゾー紙づくりは維持され、合作社によって生産されていたが、2000年代前半に合作社が解散し、紙づくりは消滅した。ブオイ街区人民委員会は、タイホー区の歴史、文化、伝統工芸と絡めた観光業を発展させるため、紙づくりの伝統を復活し、文化観光拠点を作るプロジェクトに取り組んでおり、それが実現した。
この場所ではゾー紙の生産過程が再現され、生産に使用する道具や関連する絵画などが展示されているほか、伝統的な文化芸術活動を行うエリアも配置されている。