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香港に本社を置く現地観光ツアー予約サイト「クルック(KLOOK)」はこのほど、2023年におけるベトナムを含むアジア太平洋地域の観光トレンドに関する調査結果を発表した。同調査は、Z世代とミレニアル世代を中心とした12か国・地域の3000~4000人を対象に、直近6か月の期間に行われた。
ベトナムの若者約300人を対象とした調査結果によると、36%が1回の旅行で1000~2000USD(約14万~28万円)を支出すると回答。これは労働者の平均月収である700万VND(約4万1000円)の3.3~6.7倍の金額に相当するが、アジア太平洋地域の平均支出額を下回っている。
同調査では、ベトナムのミレニアル世代とZ世代の観光傾向も明らかとなり、◇71%が自然観光体験やアウトドア・アクティビティ、◇61%が文化体験、◇53%がウォーター・アクティビティを好んで選択している現状が分かった。また、若者の60%は国内旅行よりも海外旅行を選択する傾向がある。特に人気のある海外旅行先としては、シンガポール、タイ、日本が挙げられる。
このほか同調査では、アジア太平洋地域のミレニアル世代とZ世代の旅行支出額が、2023年下半期以降に増加していくことが予想されている。