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AKP通信(カンボジア通信社)によると、12日と13日の両日に米国・ワシントンD.C.で開かれた米国・ASEAN特別首脳会議に出席するため同国を訪問したベトナムとカンボジアの首脳陣が会合し、両国間の陸路・空路を介した観光活動を再開させることで一致した。
カンボジアのフンセン首相は、5月11日(米国時間)夜にワシントンD.C.で行われた式典に出席し、米国とカナダに住む約2000人のカンボジア人の前でスピーチを行い、「カンボジアとベトナムの間の陸路・空路を介した観光活動の再開について相手国の首相と合意しており、両国の観光大臣が協力して事に当たることになっている」と述べた。
カンボジアは最近、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した観光客に対し、国内観光市場を開放するとともに、新型コロナ検査(PCR検査・抗原迅速検査)の条件も撤廃すると発表。
ただし、両国の入国条件には相違点があるため、両国の観光大臣は今後、協議の上で解決策を探っていく。
地域の観光活動復興に向けた協力については、これに先立ちタイ政府が5月1日からカンボジアとの国境再開を許可。現在、タイ・カンボジア・ベトナムの3か国で活動している観光分野の協会と企業が協力して、観光客誘致計画を策定している。