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ホーチミン市11区人民委員会はこのほど、4街区と6街区を通過し多くの飲食店が軒を連ねるハートンクエン(Ha Ton Quyen)通りに、中華街「チョロン地区」のグルメを売り込むべく、飲食街歩行者天国を設置する計画を発表した。
この計画は、同区の夜間経済発展の促進を目指すもので、ニューノーマル(新常態)移行後の社会経済開発を推進する事業の一環として行われる。同計画を通して、国内外から観光客を誘致し、貧困層や貧困に近い世帯の収入増、ひいては地域住民の生活水準を向上させることが狙いとされている。
計画によると、既存の飲食店約50店舗に加え、飲食屋台のほか、かばん、履物、衣料、手工芸品、お土産などを取り扱う移動型販売店約70店舗を歩行者天国に設置する。
歩行者天国の営業時間は毎週末(金・土・日)の午後4時~10時を予定。
5区、6区、8区、11区に跨るチョロン地区はベトナム最大の中華街として知られる。この地区の通りのうち、ハートンクエン通りは最も有名な通りの1つで、数十軒もの水餃子の老舗専門店が集まることから「水餃子の天国」とも呼ばれている。