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ホーチミン市観光局によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、2020年における同市の観光収入は前年比▲39.6%減の84兆5120億VND(約3800億円)に急減し、年間計画の57.4%に留まった。
2020年に同市を訪れたベトナム人観光客数は同▲51.5%減の1587万9000人で、年間計画の46.7%だった。一方、外国人観光客数も同▲84.4%減の130万3750人に急減し、年間計画の14.5%となった。
ホーチミン市観光局は2021年に、市内の学校や企業などに地元の観光サービスを利用するよう推奨するなどして国内観光客に焦点を当てる形で観光促進策を継続する。また、市の観光商品を売り込む宣伝広告を強化し、デジタルテクノロジーを活用していく計画だ。
なお、ホーチミン市は、◇新型コロナの収束に伴う全ての国際線の運航再開、◇一部の国際線の運航再開、◇全ての国際線の運航停止の継続の3つのシナリオを想定し、2021年の観光収入を33兆4000億~140兆VND(約1510億~6400億円)と見込んでいる。