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ホーチミン市の一部の通りではこのところ、4~6月に咲く季節の花で日本の桜にも似た「モモイロノウゼン(ベトナム語:Hoa ken hong)」が満開を迎え、多くの市民を魅了している。
モモイロノウゼンは鮮やかなピンク色の花をつけるノウゼンカズラ科の植物で、「ピンクテコマ」や「キダチベニノウゼン」などの別名がある。メキシコから南米北部に分布し、エルサルバドルでは国花として親しまれている。
ホーチミン市では、ビンタイン区のディエンビエンフー(Dien Bien Phu)通りや3区のボーティサウ(Vo Thi Sau)通りなど、中心部の一部の通りで2009年から試験的に植樹されている。
モモイロノウゼンの花はわずか3~4日で儚く散ってしまう。見た目が似ていることから「サイゴンの桜」と呼ばれているほか、試験や別れが近付く季節に咲くことから学生たちの間では「学生の花」ともされている。