ベトナム造船産業グループ(ビナシン)傘下のビナシン遠洋運輸社は14日、12月中旬から北部クアンニン省のハロン湾とホーチミン市のニャーロン港とを結ぶ旅客フェリーの運航を開始すると明らかにした。運航時には中部フエ市のチャンマイ港に寄港して8時間停泊、乗客がフエ市内を観光できるよう便宜を図る。
このフェリーはイタリア製で豪華な設備を備え、乗客1000人と自動車500台の収容能力を持つ。価格は約6000万ユーロ(約96億円)で、すでにハロン湾に停留されているという。
同社では将来、さらに4隻を購入または建造し、南北間で1日1便を運航できるようにする計画だ。これが実現すれば、陸路・空路による運輸が軽減されると共に、海上経済活動の発展に寄与することが期待される。