[統計]
ベトナムの英語力は世界63位、日本は92位で過去最低を更新
2024/11/15 05:16 JST更新
(C)thanhnien |
スイスに本部を置くグローバル教育機関イー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF Education First)は、「EF英語能力指数2024(EF EPI 2024)」ランキングを発表した。
2023年に世界116か国・地域で英語能力試験EF SETに参加した成人210万人の結果を分析したもので、ベトナムは800ポイント中498ポイントで非英語圏116か国・地域中63位となった。2022年は60位(111か国・地域中)、2023年は58位(113か国・地域中)だったため、直近3年では最も低い順位となっている。
ベトナムは前年の505ポイントから僅かにポイントが減少し、順位も前年より5ランクダウン。過去2年は「標準的」英語力グループに属していたが、今年は「低い」英語力グループへと転落した。過去にベトナムが「低い」英語力グループとなったのは、EF EPIの調査が始まったばかりの2011年~2012年と、コロナ禍の2019年~2021年だけだった。EFはベトナムの英語力が低下した原因について言及していない。
ベトナム国内で都市別に見ると、英語力が最も高かったのはハノイ市で524ポイント、2位が北部紅河デルタ地方ハイフォン市とホーチミン市の523ポイント。以下、南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市(521ポイント)、同ダナン市(516ポイント)と続いた。
アジアに限定して見てみると、ベトナムは23か国・地域中8番手。トップはシンガポールの609ポイントで、2位はフィリピンの570ポイント、3位はマレーシアの566ポイントと、東南アジアがトップ3を独占した。なお、ベトナム(498ポイント)はインド(490ポイント)や中国(455ポイント)、日本(454ポイント)、タイ(415ポイント)といった域内の主要経済国よりも英語力が高かった。
日本は過去最低を更新する世界92位(前年87位)となり、アジア23か国・地域中16番手に沈んだ。調査開始から数年は「標準的」英語力グループに入っていたが、2016年以降は「低い」英語力グループに転落。その後も英語力は低下傾向が続いており、450ポイント未満の「非常に低い」英語力グループに接近している。
世界トップ3は1位オランダ(636ポイント)、2位ノルウェー(610ポイント)、3位シンガポール(609ポイント)。アジアからトップ10に入っているのはシンガポールだけだった。
[Thanh Nien 09:05 13/11/2024 U]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。