[スポーツ]
F1ハノイ、市内での新型コロナ感染者確認で事態急変−中止の可能性も
2020/03/11 06:17 JST更新
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3月6日に国内17人目となる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者がハノイ市で確認されて以降、この感染者と同じ航空機に搭乗していた人々から相次いで新たな感染者が見つかっている。こうした状況を受け、来月初めにハノイ市で予定されている「F1ハノイグランプリ」の開催が危ぶまれている。
自動車レースの世界選手権「フォーミュラ1(Formula One=F1)」の今シーズン第3戦目に当たる「F1ハノイグランプリ」は、4月3日から5日にかけて開催が予定されている。
2月下旬時点では、ハノイ市内で感染者が1人も見つかっていなかったことに加え、16人目の感染者確認以降、22日間は新たな感染者が見つかっていなかったことから、F1主催者側は「現時点で延期も中止も考えていない」としていた。しかし、国内17人目の感染者が初めてハノイ市で確認されたことで事態が急変した。
英国から帰国し6日に感染が確認された17人目の感染者N.H.Nさん(女性・26歳)は帰国後に数百人と接触したとされており、市中での感染拡大のリスクが非常に高いと懸念されている。
「F1ハノイグランプリ」は、ベトナムで初めて開催するF1グランプリであり、スポーツの枠を超えて、ベトナム国内の観光産業の発展に大きく寄与する国際イベントになると期待されているが、現状では当初の予定通り開催するのが困難とみられている。なお、今シーズン第2戦目のF1バーレーングランプリは史上初の無観客で実施することが決まった。
[2020年3月10日 ベトジョーベトナムニュース U]
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