F1ベトナムGP、レーシングコースとグランドスタンドに命名 [スポーツ]

　地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のベトナムグランプリ(Vietnam Grand Prix=VGPC)社はこのほど、2020年4月にハノイ市で開催する自動車レースの世界選手権「フォーミュラ1(Formula One＝F1)」(F1ハノイグランプリ)のレーシングコースとコースに設置するグランドスタンドの名称を発表した。

　レーシングコースの名前は「ハノイサーキット」。周回距離5607mのコースで23か所のコーナーを備える。F1グループとサーキットデザインの独ティルケ(Tilke)社が共同で設計した。

　ハノイサーキットには、9か所にグランドスタンドが設置され、ベトナムの北部から南部の有名な地名が命名された。スタート地点から順に、◇タンロン、◇ハイフォン、◇ハロン、◇フエ・マトリックスワン、◇ダナン、◇ニャチャン、◇サイゴン、◇カントー、◇フーコック。

　VGPCのレ・ゴック・チー社長は、レーシングコースとグランドスタンドに地名を命名したことについて、世界中の数百万人のF1ファンにベトナムのことを広く知ってもらうためと説明している。

　今シーズンの第3戦目となるF1ベトナムGPは4月3～5日に開催され、決勝は5日に行われる予定。

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