[特集]
拡声器を手にホーチミンの交通安全を守る、女性交通警察官の活躍
2017/08/06 04:51 JST更新
(C) vnexpress |
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ホーチミン市警察道路鉄道交通警察部(PC67)は8月から、中心部の交差点などに女性の交通警察官を配置し、拡声器を通じて交通違反に対する注意を呼びかけている。拡声器を使った声かけは、PC67にとって新たな試みだ。
PC67は、まず1区のグエンチャイ通りとグエンバンクー通りの交差点と、同じく1区のチャンフンダオ通りとグエンバンクー通りの交差点の2か所で拡声器を使った交通整理を試行している。
グエンチャイ通りとグエンバンクー通りの交差点に配置された女性交通警察官のファン・ホン・クエン上尉(33歳)も、拡声器を手に交通整理を行う。「以前も通りに出て交通整理を行っていましたが、拡声器を使って通行人に指示や声かけをするのは初めてです」とクエン上尉は話す。
女性交通警察官は通りに立ちながら、歩道に乗り上げたり停止線を超えて信号待ちをしたりしている通行人に対して、拡声器を通じて注意をする。「最初は自分の声が拡声器でとても大きく聞こえて、多くの人に注目されるので少しびっくりしましたが、すぐに慣れました。ただ、拡声器が重いので疲れます」とクエン上尉。
「そこの青いバイクに乗って青い服を着ている方、後ろに下がってください。停止線で止まってください」。クエン上尉が拡声器で呼びかけても、男性は後ろに下がらない。クエン上尉は男性に近付いて、交通ルールを守るよう声をかけた。処分するためではなく、通行人の意識を高めるために注意をするのだという。
6時30分から始まったクエン上尉の交通整理の任務は8時30分に終わる。そして、引き続き別の任務につく。クエン上尉のような女性交通警察官たちは、1週間あたり平均1日、拡声器を手に交通整理を行う。時間はラッシュアワーの6時30分から8時までと、16時30分から18時までの1日2回だ。
PC67は、拡声器を使った交通整理の試行期間を経て結果を評価し、本格的に実行するとともに、交通渋滞が発生しやすい別の交差点などにも適用していく計画だという。
[Quynh Tran, VnExpress, 3/8/2017 | 11:36 GMT+7, A]
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