[特集]
あなたの家は大丈夫?警察が教える侵入窃盗対策
2015/10/18 05:54 JST更新
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ホーチミン市の人口は1100万人、このうち麻薬中毒者が1万9000人、刑務所出所者が2万4000人いる。決して治安が良いとは言えず、空き巣や居空き、忍び込みなど住宅を対象とした侵入窃盗が多発している。
外国人が被害に遭うケースも多い侵入窃盗。同市警察が教える防犯対策と、被害に遭ってしまった場合の対策を以下に紹介する。
1.侵入窃盗の被害に遭わないために
<家の周囲の防犯対策>
+家の前に「猛犬注意」の看板を掲げる。
+家の壁や柵などに、人間が通れる隙間がないかチェックし、あった場合それを埋める。
+家の柵を、木や電柱を伝って侵入できない設計にする。
<ドアの防犯対策>
+ドアの建て付けと防犯を強化する。
+南京錠の掛金や蝶番はしっかりとドアに溶接・固定し、南京錠は切断防止のものを使用する。
+南京錠が外側にかかっていると「留守」と解釈されるため、空き巣に狙われる可能性が高くなる。開錠に時間がかかるよう、南京錠を外側ではなく内側に、また開口部から離れたところにかける。
+シャッターが付いていても侵入できるため、中にドアをもう1つ設置する。
+家・部屋を新たに借りた、または買った場合、全てのドアの鍵を必ず新しいものに変える。
<日々の防犯対策>
+鍵は、家族しか知らないところに保管する。家の中に駐車・駐輪していても、車両に鍵を付けたままにしない。
+金品は、複数に分けて安全なところに保管する。
+知らない人が訪ねて来ても、家に入れない。
+就寝前、玄関のドア、窓、バルコニーのドア、屋上のドアなどを必ずチェックする。ドアが開くと音がするものを付けておく。
<長期で留守にする場合の防犯対策>
+長期で留守にする場合、留守番を必ず配置しておく。玄関のドアの開口部に挟まれるチラシなどを必ず抜き取ってもらう。夜間に家を空ける場合は、リビングルームの明かりを消して、ベッドルームのライトを付ける。
+留守の時に互いに助け合えるよう、近隣住民と良好且つ密接な関係を築く。住民グループの間で携帯電話番号などの連絡先を必ず事前に知らせ合っておく。
2.侵入窃盗の被害に遭ってしまったら
侵入窃盗犯は、常に武器を携帯し、グループで行動する。犯人の元々の目的は金品を盗むことだが、家主に発見された場合、強盗殺人事件を起こす可能性が高い。
<空き巣>
+帰宅した時、玄関のドアに侵入の形跡があった場合、家に入らず、犯人に気付かれないよう玄関のドアの鍵を閉めて、近隣へ助けを求めると共に警察に通報する。
+帰宅し家に入ってから侵入されたことに気付いた場合、来客のふりをしてその場から逃げて、近隣へ助けを求めると共に警察に通報する。
<居空き、忍び込み>
+家に自分1人しかいない時に犯人が侵入した場合、ベッドルームに逃げ隠れ中から鍵を閉めて、家に誰かがいるふりをして大声で呼びかけると共に、防犯アラームを鳴らし、警察に通報する。
+ベッドルームにいる時に犯人が室内に侵入した場合、犯人が立ち去るまで寝たふりをする。
+侵入した犯人と対面した場合、犯人の要求に従い、犯人を不安にさせたり激高させたりしないよう、自分の言動によく気を配る。
+犯人の顔をまっすぐ見ないようにする。顔を覚えようとしていると思われかねない。犯人が知人でも、相手が気付いていなければ知らないふりをする。絶対に抵抗したり、大声で助けを呼んだり、警察に通報すると告げたりしない。
+犯人と自分が知人同士で、相手がそれに気付いた場合、殺害される可能性が高いため全力で抵抗し逃げる。
+隙を見て安全な部屋に逃げ隠れ、中から鍵を閉める。できれば外に逃げて、大声で隣人に知らせると共に警察に通報する。
+確実に抵抗できる場合、隙を見て武器で攻撃し、防犯アラームを鳴らす。武器を確保できない場合は指で犯人の目を突き、足で性器を蹴るなどしてすぐに外に逃げる。
+犯人に殴り倒された場合、犯人が立ち去るまで死んだふりをする。
[VNExpress, 09:03 (GMT+7) 24/8/2015, A]
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