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[特集]

ハノイ郊外の「呪われた寺」、世話役4人が次々死亡

2014/07/20 07:37 JST更新

(C)Tien phong、チャットカウ寺
(C)Tien phong、チャットカウ寺
 ハノイ市トゥオンティン郡ティエンフォン村にあるチャットカウ寺は、「呪われた寺」として有名になってしまった。10年ほど前に村人らが寄進したお金で寺を建て替えてから、寺の世話役だった高齢者4人が次々と亡くなるという奇妙な「偶然」が起きたためだ。

 この寺がいつ建立されたのか、はっきりしたことは分からないが、100年以上前とみられている。寺があるのはニュエ川の支流のほとりで、村で一番景色の良い場所とされる。

 78歳の高齢者タムさんによると、以前のチャットカウ寺は敷地が数ヘクタールもあり、貴重な木材を使って建てられ、梁や扉には装飾彫刻が施されていたという。当時は周囲の村の寺に比べ、その壮大さで名を知られていた。

 第二次世界大戦後、植民地再建のためにベトナムに舞い戻ったフランス軍は、1948年のテト(旧正月)3日目にティエンフォン村で行われていた文芸の宴を襲い、無実の村人ら113人を殺害した。さらに捕らえた村人らを寺の敷地内で1人ずつ処刑した。当時12歳だったタムさんも捕まったが、逃げ出して難を逃れることができた。フランス軍は処刑を終えると、遺体を寺ごと燃やした。

 その後平和な時代になってから、寺は簡素な作りで再建された。2003~2004年にかけて、寺が老朽化するのを見かねた村人らは、寄付をし合って建て替えた。フランス軍に燃やされた以前の寺ほど立派ではないが、元に近い形の寺になった。

 ところが奇妙な「偶然」がこの時から始まった。寺の世話役に選ばれた高齢者が、次々に病に倒れた。まず世話役を自ら買って出たホアン・クアン・ドさんが肺がんにかかって亡くなった。その後を次いだ高齢者は、家の事情で任期途中で役を降りたが、風邪をこじらせて自宅で死亡した。

 3人目の高齢者は、玄関前の階段で転んで足を負傷。自宅でハンモックに横たわっている間に突然死した。4人目はもともと肝臓がんを患っていたため、選ばれてから数か月で死亡した。

 度重なる「偶然」に迷信深い人達は、寺に「殺気」を感じると噂し合った。4人が亡くなった後は、世話役を引き受けようという人がいなくなった。そのため村人らは、「60歳になった人は交代で寺の掃除などの管理業務を行う。ただし夜間には寺に立ち入らないこと」という決まりを作った。幸いその後は、亡くなる人は出ていない。

 現在、毎日60歳以上の高齢者2~3人が寺の管理を行っている。村人らは旧暦1日と15日にはお供えをして、全てが平穏でありますようにと祈りを捧げている。 

[Tien phong online,19:51 ngay 05 thang 07 n?m 2014,O]
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