[特集]
自転車を乗り回す全盲男性は、子供24人の絶倫男
2014/02/23 07:33 JST更新
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ハノイ市メーリン郡チードン町(ちょう)に住むグエン・バン・ソンさんは今年で63歳になるが、毎日自転車で走り回ってくず鉄や中古自転車、中古テレビなどを取引している。
驚くことに、ソンさんは2歳の時に失明したが、健常者にできることはほとんど自分にもできるという。さらに驚くことには、これまでに10人の女性との間で24人の子供を設けている。ソンさんは「美しい人もいれば障害を持つ人もいました。一緒になったのは、彼女達が戦争で背負った悲しみを少しでも和らげるためでもあるんです」と語る。
最初に結婚したのは20歳の時で、親に押し付けられた愛のない結婚だった。家を出て、当時働いていた鉄道会社の同僚の女性と同棲し子供も産まれたが、ソンさんに妻がいることを知って女性は出て行った。
ソンさんは実家に戻って妻のベーさんと暮らし始めた。これで落ち着くかと思いきや、近隣地区に住む女性に次々と手を付けていった。それぞれの女性との蜜月期間は数か月しか続かなかったが、少なくとも1人の子供を設けた。当初はソンさんの行動に激しく反対していた家族も、やがてあきらめるようになった。7人目の女性ガイさんは戦争で片腕を失っていたが、ソンさんの子供4人を産み育てた。
ソンさんが自転車に乗るようになったきっかけは、子供のためだった。今から36年前のある夜、子供が激しい腹痛を訴えたが病院に連れて行ってくれる人が見つからないため、妻に道案内を頼み子供をおぶって遠くの病院まで走らなければならなかった。
この出来事があって、ソンさんはすぐに自転車購入を決断する。竹の籠を両脇に付けて倒れないように工夫することで、わずか1日の練習で乗れるようになった。妻のベーさんによると、ソンさんを一度目的地まで連れて行けば、その後道に迷うことはなく、事故を起こしたこともないという。ソンさんは聴力も人並みはずれて優れている。取引する中古ラジカセが日本製か中国製かを聞き分けるほか、エンジン音で誰のバイクかも分かってしまう。
ソンさんは今、ベーさんと末の息子と暮らしているが、7人目の女性ガイさんがすぐ隣りで暮らしている。旧正月(テト)などの機会に、過去の女性達や子供達が集まることがあるが、表立っての争いが起きたことはない。ただ、実際には嫉妬もあるようだ。
それでもソンさんは「近隣に住んでいる女性達や子供達の元には今も時々通っていますけど、どこに行っているかは誰も知らないでしょうね」と話し、悪びれた様子はない。
チードン町人民委員会の幹部によると、ソンさんは家族内での争いごともなく、働き者で、ベーさん以外とは正式に結婚していないため、法律で罰することはできないという。
[Lao dong online, 8:9 AM, 16/02/2014,O]
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