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[特集]

世界を放浪する22歳女性、既に25か国を制覇

2012/09/30 08:27 JST更新

(C)Nguoi lao dong,Nguyen Thi Khanh Huyen、エジプトで撮影
(C)Nguoi lao dong,Nguyen Thi Khanh Huyen、エジプトで撮影
(C)Nguoi lao dong
(C)Nguoi lao dong
 高校卒業後に大学には行かず、1人で世界を放浪して回る元気いっぱいの女性がいる。現在22歳のグエン・ティ・カイン・フエンさんは、既に25か国を制覇している。  フエンさんは、ハノイ自然科学大学付属の数学専門高校に通っていた時、このまま大学の入学試験を受けて進学することに疑問を感じていた。恐らく彼女は「放浪ウィルス」に感染していて、穏やかで安定したコースには何の魅力も感じなかったに違いない。世界を放浪したいという娘の考えを知って両親は非常に心配したが、彼女はなんとか説得した。  フエンさんはブルネイを皮切りに東南アジアを回ってから南アジアに向かった。インドに4か月、ネパールに3か月滞在し、紛争地域であるカシミールにも行った。その後中東地域を通ってアフリカ大陸に足を踏み入れた。ユーラシアとアフリカの2大陸の25か国を回った後、フエンさんは一旦休むことを決め、ベトナムに戻った。  旅の途中、フエンさんは何度も「自分が行きたい所に行く」という夢をあきらめかけた。最初の訪問先ブルネイで早くも様々な困難に出くわした。「だまされたり、家を追い出されたり、差別的扱いを受けたりして、一人ぽっちを感じて泣きました」。しかし「こんな状態で世界を放浪するつもり?」と自分に問いかけ立て直した。

 貧乏旅行なので移動手段は公共交通機関とヒッチハイク。宿泊はバックパッカーの泊まる安宿や無料の宿泊施設を利用した。彼女は思いがけない出会いも経験した。インドのニューデリーでは、インド人青年に「ベトナム人ですか?」と話しかけられた。ベトナム人の恋人がいるという彼と話をしているうちに、恋人が自分の友人だったことが分かったという。  フエンさんは旅費を稼ぐために、旅先でも積極的に仕事を探した。イスラエルのテレアビブでは技術系ウェブサイトに記事を執筆、タンザニアではカジノでアルバイト、インドではエキストラとして映画に出演した。  フエンさんは旅を通して世界を学んでいる。今後、南アメリカ大陸への旅を予定している。また、旅で感じたことなどを綴ってフェイスブックに掲載した文章を、本として出版する話が進んでおり、9月にも発売される見込みだ。ベトナム人バックパッカー向けの旅行サイトを立ち上げることも考えているという。  

[Nguoi lao dong online,22/09/2012 22:30,O]
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