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6月5日付のオーストラリアの新聞にオーストラリアで活躍中のピアニスト、ファム・ミン・ホアンさんの記事が掲載されている。 彼が音楽の才覚を現し始めたのは3歳の頃だったという。父親と買い物に行った先で電子ピアノの音楽に興味を示し、その日以来いつもそこへ行って一人で練習するようになった。彼はすぐに短い曲を弾けるようになり、その音は買い物客の足を止めた。 人生の転機は、オーストラリア音楽院で教えていたピアニスト リタ・リッチャーマンとの出会いだった。それまでリタは子供相手にピアノの指導をするようなことはなかったのだが、彼の才能を見出し、その後17年間にわたり指導を続ける。 リタはホアンを友人グレアム・サミュエルに紹介した。彼は当時ウェスレイ専門学校の校長で、ホアンが奨学金を受けられるようにしてくれた。ホアンはメルボルンにあるオーストラリア音楽院で2年間学び、2005年には有名なピアニストが多数参加するブラシェンコ・コンテストで優勝。その後世界的にも有名なニューヨークのマンハッタン音楽院で奨学生として学ぶ。オーストラリア各紙は彼のことをベトナムとオーストラリアの生んだ成功の象徴として称えた。 このほどホアンはアメリカより帰国しオーストラリアにいる家族と暮らし始めた。オーストラリア音楽院は彼のためにリサイタルを企画している。6月8日に南メルボルン市庁舎で、8月4日にブリスベンで開催する予定。
[2006年6月7日 Tuoi Tre紙 電子版]
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