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シンガポールの中心部に近いゲイラン地区は、下町の風情が残り、華僑たちが集まる深夜営業の食堂街として以前から有名であるが、店先に赤い提灯が吊るされた政府公認の置屋街としても知られている。 ここで働く売春婦は中国・タイ・マレーシア・カンボジア・ベトナムからの出稼ぎで、40~80シンガポールドル(約2800~5600円)で客を相手するのだという。同地区から徒歩で約10分の所にあるJoo Chiat通りには数十軒のバー・キャバレー・カラオケ店が軒を連ねており、歩道にはセクシーな格好をしたベトナム人女性たちがたむろしている。 夜11時半、仕事を終えて店から出てきた女性たちは、外で待っていた男たちと車に乗り込んで出かけたり、ホテルに同伴して消えて行く。この通りには数軒のホテルが24時間営業しており、2時間20シンガポールドル(約1400円)で部屋を貸している。 あるバーで働くベトナム人のミーさんはシンガポールに来た当初、売春の元締めとバーで働くための斡旋業者に1300シンガポールドル(約9万1000円)を支払ったという。買春する客にホテルの部屋で殴られ、所持金と携帯電話を奪われたこともあるが、違法労働なので警察に通報することもできず、泣き寝入りするしかなかったと語る。他には金を払う代わりに「何でも好きな物を買ってやる」とスーパーに連れて行った挙句、人込みに紛れてとんずらする客もいるなど、苦労が絶えないという。
[2006年5月22日 Tien Phong紙 電子版]
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